NEW ENTRY

2024/3/13

【情報メモ】幻に終わった「オカダマニラ上場」に残る障壁

「オカダマニラ擁する統合型リゾート事業の上場」が破談になると決まったあとの進展は、これまでのところ限定的です。この件にいつ最終的な決着がつくのか、はっきり見通せない状況が続いています。 上場スキームに関連した契約の当事者にあたる、ユニバーサルエンターテインメントグループと26 Capital社の双方は、2023年11月9日に和解し、互いに矛をおさめることで合意しました。ところが、この上場スキームに深く関与していたZama Capital社(の代表=Alexander Eiseman氏)が単独で和解に反対し ...

2024/2/8

岡田和生氏の財政にのしかかる「難題の山」

ユニバーサルエンターテインメントグループの経営者に返り咲くためなら、どんな手段もいとわない。そういった姿勢でその場しのぎのウソやデマカセを繰り返してきた岡田和生氏に、大きなツケが回ってきつつあります。 まるで包囲網さながら 経営者として復権するための道すじを執念深く模索する岡田和生氏にとって、無視できなくなってきた問題。それは、資金の工面です。 岡田和生氏といえば、自ら創業したユニバーサルエンターテイメントを通じて、世間がうらやむくらい稼ぎ、大きな財産を築いてきた立場ですから、こういった話を切り出しても、 ...

2024/1/19

【短信】アルゼゲーミングアメリカの再建は幻に終わる 1983年創業の歴史に幕

米国でChapter11の適用を申請した当初、再建への強い意欲を示していたアルゼゲーミングアメリカ社が、清算手続きに入ったことを確認しました。この手続きは、アルゼゲーミングアメリカと債権者委員会が共同で提案した、清算プランの内容に沿って進められています。 清算プランの主な段取り 清算プランは2023年12月15日に発効 これ以降、アルゼゲーミングアメリカの資産は、新たに設立された清算信託に移されて、そこから清算受託者が債権者などに分配する手はずになっている 必要な手続きが終わって裁判所が破産事件の終了を宣 ...

2024/1/10

【短信】ユニバーサルエンターテインメントの経営権と結びつく信託契約に動き これは「差し金」か

オカダホールディングスの株式に関連して結んだ信託契約に、動きがあったことを確認しました。 これまでにわかっていることをまとめると、次のとおりです。 信託契約に関する動き 岡田和生氏の娘・裕実氏が、兄・知裕氏を信託契約の受託者から解任するための手続きをとっている 「受託者解任申立事件」と銘打たれたこの手続きが裁判所ではじまったのは2022年 原則非公開になる非訟事件であるため、把握できる情報は限られるが、 裕実氏の申し立ては、地方裁判所が2023年2月20日付けで棄却 そののち裕実氏が抗告したため、2023 ...

千葉地方裁判所

2023/12/26

どんでん返しを図る岡田和生氏が持ち出した「名義株」の主張に結論

2017年にユニバーサルエンターテインメントグループの会長職から追い落とされて以来、復職に執念を燃やす岡田和生氏が続けてきた攻勢も、そろそろ弾切れ。そんな局面に入るかもしれません。2023年12月22日に千葉地方裁判所は、岡田和生氏が「最後のよりどころ」にしてきた主張に対して、棄却する旨を言い渡しました。 「一発逆転プラン」は空振り 審判の舞台になった訴訟は、岡田和生氏が息子の知裕氏を相手取って、「預けていた株式を私に返すように」と訴えていたものです。 この訴訟は、下記のリンク先で取り上げている訴訟(け) ...

Main Contents

注目記事

1

「人の考えを本当に理解したいなら、彼らの言葉ではなく、行動に注意を払え」――。こんな教えを遺した哲学者が生きた時代は、いまから4世紀近く前になりますが、この言説の妥当性はいまなお何ら変わりないのではな ...

2

事実が何であるか見定めること、見定めようとすることは、あらゆる局面で重要な行程です。もちろん、予測することや想像することも役に立ちますが、事実をおざなりにしていたら、そのぶん実態を見誤ることになりかね ...

3

ある企業の経営者に関連した不祥事や事件が起きたとき、収束するまでにどれだけの時間を要するかというと、せいぜい1年が相場です。たとえば、マスコミから粉飾決算を暴かれた光学機器メーカーの事件では、経営陣が ...

4

岡田和生氏は、ユニバーサルエンターテインメントの創業者であると同時に、一代で大きな財を築いた富豪としても知られた存在です。毎年、各国の各媒体が発表する「長者番付リスト」の類には、常連のように名を連ねて ...

5

ユニバーサルエンターテインメントグループで繰り返されてきた不正の責任は誰にあるのか? こんな問題をめぐって2017年から長らく続いてきた訴訟に、ようやく終止符が打たれました。 日本の司法は「不正の責任 ...

6

ユニバーサルエンターテインメント(UE社)が岡田和生氏を相手取って提起していた訴訟のうち、東京地裁で係争中の案件は佳境に入ってきたようです。去る2019年5月には岡田和生氏本人が出廷し、尋問の手続きを ...

岡田和生の「無条件釈放宣言」はフェイクか 7

ここに、「奇妙な事実」があります。そしてこの事実に基づけば、岡田和生氏の主張は、またしてもたちまち矛盾をはらんだものになります。言うなれば、これは氏にとって「不都合な真実」になるのでしょう。――皆様、 ...

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロックを確認しました!

ブラウザ拡張機能を使用して、広告をブロックしていることが確認できました。

ブラウザの広告ブロッカーを無効にするか、当サイトのドメインをホワイトリストに追加したのち、「更新」をクリックしてください。

あなたが広告をブロックする権利があるように、当サイトも広告をブロックしている人にコンテンツを提供しない権利と自由があります。

Powered By
Best Wordpress Adblock Detecting Plugin | CHP Adblock