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2023/5/14

「オカダマニラ上場」を約束したパートナーシップに亀裂 その根幹にあるモノ

米国ナスダックに上場する26Capital社をパートナーにすえて、「オカダマニラ擁する統合型リゾート事業の上場」を実現するはずだったユニバーサルエンターテインメントのプランは、幻に終わりそうです。このプランはこれまで、ユニバーサルエンターテインメントと26Capitalの双方が協調して取り組んでいるものと考えられてきましたが、足元では物議をかもすような内幕が明らかになりつつあります。 パートナーシップを組んだ両者が法廷で対立 これまで26Capitalとユニバーサルエンターテイメントは、特別買収目的会社― ...

2023年ユニバーサルエンターテインメント定時株主総会

2023/4/11

【情報メモ】2023年開催ユニバーサルエンターテインメント株主総会要旨

2023年3月30日に開催されたユニバーサルエンターテインメントの株主総会は、次のような内容でした。 国内外の事業などに関する説明 ユニバーサルエンターテインメントグループの中核事業・オカダマニラについては、2022年12月期に「過去最高の業績を達成した」との報告がありました。 国内遊技機事業 パチスロ機においては、2022年から新基準6.5号機とスマートパチスロが導入された 6.5号機ならびにスマートパチスロは、導入以降パチンコホールの期待に応える稼働を見せており、新台入れ替えの軸はパチンコ機からパチス ...

2023/4/5

【短信】国税と各地の税務当局が岡田和生氏に「照準」

日本の税務当局が、岡田和生氏の資産を差し押さえている。こんな現実があることを確認しました。 当局が差し押さえているのは、2004年に岡田和生氏が取得し、いま現在は岡田美術館の敷地として使われている箱根の土地です。 届け出では、問題の土地を2022年7月28日に東京国税局が「滞納処分」の名目で差し押さえたこと、それとこの差し押さえには箱根町と渋谷区というふたつの地方自治体まで参加していることが明確になっています。   岡田美術館に影響は? 国税が差し押さえている土地は岡田和生氏個人のものであっても ...

荒井裕樹弁護士とユニバーサルエンターテインメント

2023/3/29

ユニバーサルエンターテインメントに100億円超の報酬を請求した弁護士が事実上の白旗

まるで、腕っぷしにモノを言わせてカツアゲするつもりだったチンピラが返り討ちにあったような幕切れです。ある案件に関連して、荒井裕樹弁護士とユニバーサルエンターテインメントの間で続いてきた法廷闘争は、未払いになっている報酬を請求するとして訴訟をはじめたはずの荒井弁護士が、ユニバーサルエンターテインメントに解決金を支払う・・・・・・・と約束することで決着しました。 提訴で攻勢に打って出た本人が解決金を支払った不思議 かつては「法律事務を担当する弁護士とその委託元」という関係にあった、荒井裕樹弁護士とユニバーサル ...

2023/2/13

【情報メモ】終盤戦にあった米国の訴訟は一旦中断 アルゼゲーミング社の破産で

米国の裁判所は、ユニバーサルエンターテインメントとアルゼゲーミングおよび岡田和生氏の間で2018年から続いてきた訴訟を、一旦中断すると決めました。これは、アルゼゲーミングが現地でChapter11――連邦破産法11条にもとづく手続きに入ったことを受けた措置です。 アルゼゲーミングは2023年2月に入ってすぐ手続きに入っていました。詳しくは下記の記事をご覧ください。 裁判所から出たアナウンスの概要 法律上、債務者が破産のための申し立てをした場合、「債務者に対する司法、行政、その他の措置または手続きの継続」は ...

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「人の考えを本当に理解したいなら、彼らの言葉ではなく、行動に注意を払え」――。こんな教えを遺した哲学者が生きた時代は、いまから4世紀近く前になりますが、この言説の妥当性はいまなお何ら変わりないのではな ...

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事実が何であるか見定めること、見定めようとすることは、あらゆる局面で重要な行程です。もちろん、予測することや想像することも役に立ちますが、事実をおざなりにしていたら、そのぶん実態を見誤ることになりかね ...

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ある企業の経営者に関連した不祥事や事件が起きたとき、収束するまでにどれだけの時間を要するかというと、せいぜい1年が相場です。たとえば、マスコミから粉飾決算を暴かれた光学機器メーカーの事件では、経営陣が ...

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岡田和生氏は、ユニバーサルエンターテインメントの創業者であると同時に、一代で大きな財を築いた富豪としても知られた存在です。毎年、各国の各媒体が発表する「長者番付リスト」の類には、常連のように名を連ねて ...

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ユニバーサルエンターテインメントグループで繰り返されてきた不正の責任は誰にあるのか? こんな問題をめぐって2017年から長らく続いてきた訴訟に、ようやく終止符が打たれました。 この記事のあらすじ ユニ ...

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ユニバーサルエンターテインメント(UE社)が岡田和生氏を相手取って提起していた訴訟のうち、東京地裁で係争中の案件は佳境に入ってきたようです。去る2019年5月には岡田和生氏本人が出廷し、尋問の手続きを ...

岡田和生の「無条件釈放宣言」はフェイクか 7

ここに、「奇妙な事実」があります。そしてこの事実に基づけば、岡田和生氏の主張は、またしてもたちまち矛盾をはらんだものになります。言うなれば、これは氏にとって「不都合な真実」になるのでしょう。――皆様、 ...