香港当局が岡田和生氏の身柄を一時拘束

渦中にある岡田和生氏は、一連の不正行為が特別調査委員会によって指摘されてから1年少々経過した2018年7月末ごろ、香港で汚職を取り締まる捜査当局ICACに一時身柄を拘束されています。拘束の理由については諸説あるようで、いまだ明確にはなっていません。ただ、捜査当局を動かすほどのことが起きているのは事実と言えるのでしょう。


現地の報道では、岡田和生氏が身柄を拘束されるより先に、例の不正な貸付の件で貸付先になった李堅氏が同様にICACから身柄を拘束されたと綴っています。一方、日本国内ではUECと、いくつかのマスコミが身柄拘束について言及しています。

『複数の賄賂に関する容疑・罪状でICACに逮捕されました。』
(引用元:当社元取締役会長岡田和生氏の逮捕について)

『「公文書偽造による詐欺計画罪」という罪状で7月31日、逮捕に到ったという。』
(引用元:「ユニバーサルエンターテインメント」岡田和生元会長、逮捕の真相)

現在、岡田和生氏は保釈されているものの、氏がICACから課せられた条件を守らなければ、国際指名手配に進展する可能性があることも報じられています。

『ICACの召還に必ず応じ、月1回は香港に滞在することが求められたのだ。守られない場合は国際指名手配される恐れもあるという。』
(引用元:香港魔界に沈んだカジノ王「岡田」)

当局による捜査は継続中と思われます。

こうしたなか、岡田和生氏周辺による反論の動きもありました。周辺は、一様に『従来の意味での「逮捕」ではない』ことを強調しています。反論を展開した代表格は、岡田和生氏がオーナーを務めるカジノ・ゲーミング関連会社、ARUZE GAMING AMERICA, INC.(AGA)。

https://agbrief.jp/archives/headline/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%92%8C%E7%94%9F%E6%B0%8F%E3%80%81%E9%80%AE%E6%8D%95%E3%81%AE%E7%B5%8C%E7%B7%AF%E3%82%92%E8%AA%AC%E6%98%8E
GGRAsia – Okada firm says Universal Ent out to smear own founder

カジノ・ゲーミングに関わる企業は、当局による認可のもとで営業しています。社内で何かしらの犯罪行為が発覚したような場合は、認可の取り消しにつながりかねません。そうなれば、会社は営業権を失い、立ち行かなくなるわけですから、今回の件でもAGAとしては沈静化を図りたいと見るのが自然ではないでしょうか。

香港における賄賂の考え方については、ICACが日本語の書面を公表しています。「汚職事件の実例」としていくつか挙げられていますので、参考まで。

ICACが賄賂に関連した事件を捜査した過去の具体例では、サンフンカイの共同会長が2012年3月29日に逮捕、そして同年7月13日に起訴されたケースがあります。

今回、この件がICACによって起訴に至るとすれば、そう遠い日のことではないのかもしれません。

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