遊技機メーカーとして知られるユニバーサルエンターテインメント社と、その創業者である岡田和生氏に関わる一連のトピックを追いかけております。 ​

ユニバーサルエンターテインメントの経営騒動に潜む闇

岡田和生のいまと過去

ビリオネア・岡田和生に忍び寄る「破滅の足音」

ユニバーサルエンターテインメントを創業し、一代で数千億円もの資産を築いた岡田和生氏がすべてを失う――。こんな可能性があることを、あなたはご存知でしょうか。多くの人にとっては、にわかには信じがたい話かもしれません。しかし、これはまぎれもない現実です。

この記事のあらすじ

  • 岡田和生氏にまつわる「お金」の話
  • 氏は10億米ドル以上の資産を保有する「ビリオネア」として知られるが、いま財政面に爆弾を抱えている
  • 氏が現在保有する資産の合計から、今後請求される見込みの金額を差し引くと、驚きの結果になる

妻を裏切った代償と、相次ぐ請求が直撃する

なぜ、岡田和生氏はこれまで築いてきた資産を失うのか。保有する資産は、どうやって氏の手元から離れていくのか。これらは、氏が置かれた状況を整理していくことで浮き彫りになります。

まず、氏にとって大きな打撃になると考えられるのは、香港において妻の幸子氏から突きつけられている離婚訴訟です。ここで離婚が決着すれば、岡田和生氏はざっと保有資産の半分ほどを妻に分与しなければいけなくなります。このあたりのリスクについては、過去にも当サイトで言及してきました。

岡田和生氏が離婚へ 自ら認める

岡田和生氏は、ユニバーサルエンターテインメントの創業者であると同時に、一代で大きな財を築いた富豪としても知られた存在です ...

そして、このあと岡田和生氏に追い打ちをかけると見込まれるのは、近いうちにユニバーサルエンターテインメントの子会社から氏に対して提起する予定の損害賠償請求訴訟です。こちらの訴額は日本円にして680億円にものぼりますから、この請求が認められた場合、これはこれでかなりのインパクトになります。

「680億円」の衝撃――岡田和生氏を襲う過去最大の賠償請求

680億円――。大半の人にとっては気の遠くなるような金額の請求を、岡田和生氏個人が受けることになりました。2017年6月 ...

岡田和生氏にとって打撃になるのは、このふたつだけではありません。このほか、米国では弁護士からすでに5000万米ドルもの報酬を請求されていますし、過去にフィリピンで氏がユニバーサルエンターテインメントの関連会社から横領したぶん――315万米ドルを請求される可能性もあります。これらは合計すると日本円にして54億円ほどにもなりますから、決して小さな額ではないでしょう。

地域別ユニバーサルエンターテインメント関連訴訟相関図【米国とマカオ】

この記事は、ユニバーサルエンターテインメントおよび岡田和生氏に関連して、米国とマカオで起きた訴訟をまとめたものです。両国 ...




ふところ具合は明らかにか細い

他方、岡田和生氏の保有資産は、というと、次のようなものが挙げられます。

では、これら資産の合計から、先ほど挙げた離婚に伴う財産分与などの金銭ぶんを差し引いてみましょう。

岡田和生の保有資産

計算式の解説

この計算式は、ユニバーサルエンターテインメントの株式時価総額を代入することで、最終的に岡田和生氏の手元に残る資産が大まかに把握できるというもの。

「X×0.679×0.4638」の部分は、岡田和生氏が保有するオカダホールディングスの株式を金銭価値になおすもので、

  1. ユニバーサルエンターテインメントの株式67.9%をオカダホールディングスが持っている

  2. そしてオカダホールディングスの株式のうち46.38%を岡田和生氏が保有している

ことを反映している。Xには変数として、ユニバーサルエンターテインメントの株式時価総額(●●●●億円)が入る。

ユニバーサルエンターテインメントとオカダホールディングスの親子関係

オカダホールディングスの株式は、トヨタ自動車やみずほ銀行と違って、市場で自由に売買できるものではないものの、その金銭価値はユニバーサルエンターテインメントの株価に比例する。これは、オカダホールディングスという法人が、営業や販売などを目的としておらず、会社の保有資産(=岡田一族の持つユニバーサルエンターテインメントの株式)にすべての価値があると考えられるため。

岡田和生氏が保有するその他の資産(Okada Fine Artやアルゼゲーミング)については、ひとまず「+α」とした。なお、これらは合計200億円ちょっとだろう、との話がある。

計算式の末尾の「β」は、岡田和生氏が米国の弁護士から請求されている5000万米ドル(=日本円にして53億円ほど)などを反映するためのもの。

なお、計算式内の単位はすべて億円。

上記の計算結果Yが、最終的に岡田和生氏の手元に残ると考えられる資産です。物は試しということで、変数Xにユニバーサルエンターテインメントの株式時価総額(※2020年6月現在だと、1500~2000億円前後)を入れてみてください。氏が財政面でいかに困難な局面を迎えつつあるか、実際の数字として実感いただけるはずです。




岡田和生氏にとって潮目が変わったと考えられるのは、680億円の損害賠償を請求されることになったところでしょう。離婚訴訟だけで済めば、これほどの窮地に陥る可能性はありませんでした。

もちろん、ユニバーサルエンターテインメントサイドから請求する680億円が満額認められるのか、といった不確定要因はあります。しかしそれでも、岡田和生氏のふところ具合がいかにか細いものか、その点は察していただけるのではないでしょうか。

フィリピン当局が出した逮捕状などから逃げるようにして日本に拠点を移し、活動してきた岡田和生氏も、兵糧攻めのような状況にあっては、なかなか苦しいことでしょう。こんな財政状況では、弁護士を雇い続けることはおろか、取り巻きの運転手や秘書たちを雇い続けることも、なかなか難しくなってくるのではありませんか?





【「岡田和生氏の先行き」とかけて、「X JAPANのツアー」と解きます。その心は……】

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