「弁護士報酬5000万米ドルの未払い」をめぐって米国の法律事務所・Bartlit Beckと岡田和生氏の間で訴訟沙汰になっていた件で、結論が出ました。
Bartlit Beck法律事務所から岡田和生氏に対して5000万米ドルを請求した経緯については、下記の記事をご覧ください。
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岡田和生氏が5千万米ドルの支払いに直面 弁護士への報酬未払いで
「岡田和生が、Bartlit Beck法律事務所に対して5000万ドルの債務を抱えているのは間違いない」。海の向こう、米国・イリノイ州の裁判所で、2021年3月12日にこんな審判が下りました。 法曹界 ...
ロイター通信が報じたところによれば、このたび判決を下した米国の控訴裁判所は、岡田和生氏に対して約束通り報酬を支払うよう求めていたBartlit Beck法律事務所の主張を支持したそうです。
Law firm Bartlit Beck wins $50 mln fee in appeal against Japanese billionaire
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Law firm Bartlit Beck wins $50 mln fee in appeal against Japanese billionaire
A federal appeals court on Tuesday said a Japanese pachinko billionaire cannot escape an arbitrator' ...
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意訳:Bartlit Beck法律事務所が、日本の億万長者に対する控訴で5000万ドルの手数料を勝ち取る。
このたび出た判決に関するあれこれ
- 控訴裁判所から出た判決は裁判官3人の満場一致
- 判決は、「岡田和生はBartlit Beck法律事務所に支払い義務がある」と認める内容になった
- 日本と同じく米国にも控訴裁判所の上位に最高裁判所はあるが、最高裁から判決を言い渡す件数は年間わずか80~90件
- 実質的に控訴裁判所が「決着の場」になっていることからいって、この件もこれで終結と見て間違いない
- Bartlit Beck陣営は「我々は、岡田和生氏が料金を支払うまで、あらゆる手段を使って彼を追いかける予定だ」とコメント
- 裁判の終盤では、岡田和生氏の代理人を務めていたDentons法律事務所が辞任
- 現在は岡田和生氏が自分自身の代理人も兼任しているとのこと
これまで岡田和生氏は、Bartlit Beckと交わしていた代理人契約の内容を反故にし、弁護士報酬の支払いを拒んできたわけですが、いよいよこれで逃げられなくなります。
岡田和生氏がBartlit Beckに支払うべき金額は6300万米ドル超(=2022年2月時点のレートで72億円ほど)。本来2018年5月までに支払うべきだった弁護士報酬5000万米ドルに利子が積み重なり、この金額までふくらんでいるそうです。
【岡田和生さん、約束は守りましょうネ】
嘘はつかない、約束は守る~第1集「1968」私の立ち位置
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