登場人物と訴訟の相関図

【地域別】ユニバーサルエンターテインメント関連訴訟相関図【フィリピン】

ユニバーサルエンターテインメントおよび岡田和生氏に関連して、フィリピンで起きた訴訟をまとめたものです。なお、ここに掲載した情報は、現地の報道や、その他の国のメディアが報じた話をもとにしています。

 

ユニバーサルエンターテインメントと岡田和生に関連する訴訟の相関図(フィリピン)

 

訴訟(A) 状況
横領があったとして刑事告訴 起訴状と逮捕状が出たものの、のちに取り消し命令が下る
原告 被告
Tiger Resort Leisure & Entertainment 岡田和生
概要など
Tiger Resort Leisure & Entertainment(TRLE)の社内において、岡田和生氏による横領があったとして、同社から刑事告訴に動いたもの。当初、司法当局はこの件について不起訴という判断を下したものの、ひょんなことから当局の判断があらかじめ岡田和生氏サイドに漏洩していたと判明する。結果、まもなくして再審議に至り、当局は判断を改め、「岡田和生氏による横領行為があった」との結論から、起訴状と逮捕状を出したただ、この起訴状と逮捕状も、2021年末になって裁判所から取り消し命令が下っている。

 

訴訟(B) 状況
不適切な取引があったとして刑事告訴 棄却が確定済み
原告 被告
Tiger Resort Leisure & Entertainment 岡田和生、アルゼゲーミングフィリピンマニュファクチャリング
概要など
会社の設備投資に関連した訴え。Tiger Resort Leisure & Entertainmentによれば、岡田和生氏が社内の正式な手続きを経ることなく、同社からアルゼゲーミングフィリピンマニュファクチャリングに、LED関連設備(700万ドル相当)を発注したという。発注先のアルゼゲーミンググループは、岡田和生氏個人が保有する会社であるから、事実であれば当然問題になる話だったが、当局は証拠不十分を理由に棄却した




訴訟(C) 状況
偽証があったとして刑事告訴 棄却が確定済み
原告 被告
Tiger Resort Leisure & Entertainment 岡田和生
概要など
Tiger Resort Leisure & Entertainmentが、岡田和生氏の主張を問題視して告訴に動いたもの。岡田和生氏は、すでにユニバーサルエンターテインメントグループから事実上の追放処分を受け、さらにオカダホールディングスの実権も失っていたのにもかかわらず、フィリピンと米国の裁判所においてこうした事実と異なる主張をしていたという。しかし司法当局は、この件について「悪意なく正確でない主張をしたことは、偽証にあたらない」と判断し、訴えを棄却した

 

訴訟(D) 状況
偽証があったとして反訴 棄却が確定済み
原告 被告
アルゼゲーミングフィリピンマニュファクチャリング Tiger Resort Leisure & Entertainment
概要など
(B)の告訴に関連して、アルゼゲーミングマニュファクチャリングから反訴したもの。同社は、Tiger Resort Leisure & Entertainmentサイドの主張に虚偽があったと指摘したものの、当局はその指摘を「推測にすぎない」として却下した




訴訟(E) 状況
損害賠償請求訴訟 係争中?
原告 被告
ユニバーサルエンターテインメント アルゼゲーミングフィリピンマニュファクチャリング
概要など
特許侵害に基づく損害賠償請求。この件でユニバーサルエンターテインメントは、別途刑事告発する旨も公表していた

 

訴訟(F) 状況
懲戒請求
原告 被告
岡田和生 弁護士3名
概要など
2018年8月に、岡田和生氏の陣営が、最高裁判所に対して弁護士3名の懲戒処分を求めたとの話。相手方の1人は、岡田和生氏の代理人を務めていた人物だという。続報はないため、現状どうなっているのか不明。




訴訟(G) 状況
取締役解任は無効だとして提訴 棄却が確定済み
原告 被告
岡田和生 Tiger Resort Leisure & Entertainmentほか
概要など
自分をTiger Resort Leisure & Entertainmentの取締役から解任したことは法律違反であるとして、岡田和生氏が提起した訴訟。解任の無効化を求めた。被告には、Tiger Resort Leisure & Entertainmentのほか、ユニバーサルエンターテインメントグループの取締役などの名前が挙げられている。

この訴訟の第一報があったのは、2018年9月。こののち2020年9月と2021年2月の2度に渡って岡田和生氏の主張は控訴裁判所で退けられた。しかし、2022年4月27日になって突如最高裁判所が岡田和生氏の復帰を認めるような命令を出したことで、一転、状況は様変わりしていた。

 

訴訟(H) 状況
窃盗と詐欺にあったとして刑事告訴 当局は「事件性なし」と判断か
原告 被告
岡田和生 岡田知裕、岡田幸子、富士本淳、
TRLEの役職員など合計12名
概要など
2019年5月になってから、岡田和生氏がとった刑事手続き。息子や妻、そしてユニバーサルエンターテインメントグループの関係者たちが共謀して、自分から会社を奪い取ったと主張している。ただ、岡田和生氏の訴えは上記訴訟(G)と似たような主旨であり、同訴訟がいくどと棄却されてきたことをふまえれば、捜査当局はすでにこの件について「事件性なし」と判断していると考えられる。

 

フィリピン以外の国で起きた訴訟については、こちらやこちらをご覧ください。

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