訴訟と捜査の現場から

【情報メモ】特許侵害をめぐる米国の法廷闘争 今後の見通しは

特許侵害をめぐって、2018年からユニバーサルエンターテインメントとアルゼゲーミングアメリカが争う訴訟は、ようやく後半戦といった雰囲気です。米国ネバダ州の裁判所は、2022年4月18日付けで最新のスケジュールを公表しました。

訴訟の概要
訴訟提起の日付 管轄の裁判所
2018年3月30日 米国ネバダ州地区連邦地方裁判所
原告 被告
ユニバーサルエンターテインメント アルゼゲーミングアメリカ、岡田和生
訴訟の内容
2018年に、ユニバーサルエンターテインメントがアルゼゲーミングアメリカとそのオーナー・岡田和生氏を相手取ってはじめた訴訟。原告は、自社の特許を被告によって侵害された、と訴えている。リンク先の訴訟(a)に該当。




訴訟のスケジュール

公開された書面によれば、2023年8月に事実審理前(Pre-trial)の手続きとなる見込みですから、実際の審理(=trial)に入ってそこから評決に至るのは、それ以降になると考えられます。

工程 日取り
End of Fact Dicovery 2022/12/31
Initial Expert Diclosures 2023/03/01
Rebuttal Expert Disclosures 2023/05/01
End of Expert Dicovery 2023/06/26
Dispositive Motions Due 2023/07/31
Opposition to Dispositive Motions Due 2023/09/01
Replies in Support of Dispositive Motion Due 2023/10/02
Post-Claim Construction Settlement Conference 裁判所のクレーム解釈命令(=claim construction order)が出てから30日後
Joint Pre-Trial Order 2023/08/21(ただちに裁判所による判決を求める申し立て=dispositive motionがない場合)

または

dispositive motionに関する裁判所の裁定が出てから30日後


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