渦中のユニバーサルエンターテインメント

ユニバーサルエンターテインメントのキーマン・岡田知裕氏が父親と戦うなかで明かした「知られざる事実」

株式に関する一連の経緯が訴訟のなかで明るみになっても、岡田和生氏の陣営はいくらかの反論を続けました。しかし、結局のところ、岡田知裕名義の株式が俗に言う「名義株」だとする明確な証拠は何ひとつ提示しないままです。そしてしばらくすると、なぜか岡田和生氏の代理人を務めていた弁護士たちが一斉に辞任する、という事態になりました。

自分のためなら、どんなウソや汚い手も使ってきた岡田和生氏のことです。弁護士たちに無理難題をふっかけたところで、愛想をつかされたのかもしれません。

知裕氏の名義になっている株式が、岡田和生氏の言うような「名義株」ではないとはっきりした以上、岡田和生氏の復権は完全にありえません。今後、ユニバーサルエンターテインメントの経営が同氏によっておびやかされるようなことは、万が一にもないでしょう。

ウソやデタラメを繰り返してきたのだから、岡田和生氏がこういった結果に終わるのは当然の帰結、なんて見方もあるかもしれません。しかし、これはそもそも、ユニバーサルエンターテインメントで自浄作用が働いた結果であるということをお忘れなく。

とりわけ強調しておきたいのは、同じ「岡田」姓を持つ立場であっても、父と子では、信念に大きな違いがあったということ。会社にたずさわる人間として、覚悟を持って、恥じない行動をしてきたのは、まぎれもなく知裕氏のほうです。





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