ユニバーサルエンターテインメントグループの運営するリゾート施設・オカダマニラに乗り込んだ岡田和生グループが、力ずくで施設一帯を支配したことからはじまった「占拠事件」。この一件に関連して、岡田和生氏が現地・フィリピンで逮捕されました。
ユニバーサルエンターテインメントグループの説明によれば、逮捕に至ったのは現地時間で2022年10月17日の午前5時40分のこと。岡田和生氏は日本を出た飛行機でフィリピン・マニラに降り立ったところ、まもなく同国の国家警察によって逮捕されたということです。
ユニバーサルエンターテインメントグループが出した声明の全文
文面を読むと、10月の終わりから12月のはじめにかけて罪状認否と予審の実施が決まっていることもわかる(画像はTwitterから)
逮捕の引き金になった占拠事件の全体像については、下記の記事でまとめています。
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【情報メモ】「オカダマニラ占拠」の経緯と変遷
いつもと同じように営業を続けていたリゾート施設の中枢に、徒党を組んだ集団が突如乗り込み、施設一帯を一気に占拠した――。まるで事情を知らない人が聞けば、漫画やドラマのワンシーンを思い浮かべそうな話ですが ...
もっとも、こういった状況にあっても、当の岡田和生氏は強気の姿勢を崩していません。逮捕の当日、次のような声明を公表し、このなかで「戦いはまだ終わっていない」と宣言しました。
岡田和生氏の主な声明
- 私は、弁護士から当局に拘束されるかもしれないという警告を何度も受けたが、フィリピンに戻ると力説した
- 私は、私や私の仲間に対する容疑に立ち向かうため戻ってきたのだ
- 私は脅迫には屈しないし、この法廷闘争から手を引くことはない
- この戦いはまだ終わっていない
- 最終的には私がOkada Manilaの正当なオーナーであることを証明できるだろう
- 私の弁護団には、私をだまし、私からオカダマニラを奪った者たちが刑務所に送られるよう、あらゆる法的手段を用いるよう指示した
岡田和生陣営が公表した声明の全文(画像はTwitterから)
はたして、これは単なる強がりなのか、それとも何か秘策があるのか?
声明文を読むとわかるように、氏はもともと弁護士から「フィリピンに入国すれば拘束されかねない」との警告を受けていたにもかかわらず、あえてフィリピンに踏みいったということですから、徒手空拳で乗り込んだわけではない可能性も捨てきれないようには見えます。
氏は保釈金を支払ったあと、さっそくスポークスマンとともに現地メディアの報道に登場しました。
このあとの行動には、引き続き注目しておく必要がありそうです。
2018年に香港の汚職捜査機関・ICACに身柄を拘束されたときの話は、こちらにまとめています。
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「犯罪嫌疑は晴れた」と主張した岡田和生氏が目をそむけたい『不都合な真実』
ここに、「奇妙な事実」があります。そしてこの事実に基づけば、岡田和生氏の主張は、またしてもたちまち矛盾をはらんだものになります。言うなれば、これは氏にとって「不都合な真実」になるのでしょう。――皆様、 ...
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