遊技機メーカーとして知られるユニバーサルエンターテインメント社と、その創業者である岡田和生氏に関わる一連のトピックを追いかけております。 ​

ユニバーサルエンターテインメントの経営騒動に潜む闇

追われた創業者の足跡

ウソ偽りのオンパレード “演出屋”岡田和生の手口

投稿日:2019年11月5日 更新日:

事実が何であるか見定めること、見定めようとすることは、あらゆる局面で重要な行程です。もちろん、予測することや想像することも役に立ちますが、事実をおざなりにしていたら、そのぶん実態を見誤ることになりかねません。交通事故が起きたら、当事者たちの話とは別に、ドライブレコーダーの映像を確認するように。とにかく事実に目を向け、精査することです。世の中には、平然とウソ偽りを用いる人間もいるのですから。――たとえばそう、この岡田和生という男のように。

かりそめの「真実」

岡田和生氏にとって「真実」という言葉の定義は、我々とまったく異なるものなのでしょうか? そんな疑問を抱かずにはいられません。

注目いただきたいのは、こちらのツイートです。岡田和生氏は、たしかにこうコメントして自身の公式サイトに掲載したメッセージを紹介していました。

 

真実を明らかにしていきます

真実を公表します

文言だけ見ればたいそう立派な発言ですが、ここにはオチがあります。とんでもないことに、リンク先にあるメッセージはそのほとんどが詳しく調べればデタラメだとわかる話なのです。つまり岡田和生氏は、でっち上げの類を臆面もなく「真実である」と吹聴しているわけです。




どうしようもない矛盾

まさかと思われる話でしょうから、ここで実態をご覧に入れていきましょう。

まず、公式サイトの内容からおさらいしておくと、問題のメッセージは、岡田和生氏にかかる不正や嫌疑について、本人が自らの言葉で反論したものです。氏の主張を言葉通りくみ取って要約すれば、

いま会社に残っている経営陣はその昔不正に手を染めたことがあって、その発覚を恐れたために自分は会社から追放されたのだ
自分にかかる嫌疑は、自分を追い出すために経営陣がでっち上げた話にすぎない

といったニュアンスの内容になっています。……まぁ、氏の主張を裏付けるような客観的物証はないに等しいのですが。

氏が示した反論の、どこがどうおかしいのか。この点は、過去をさかのぼり、さまざまな記録と照らし合わせていくことで明確になります。たとえば、ユニバーサルエンターテインメントの社長・富士本淳氏を名指しして「大問題を引き起こした」(※岡田和生氏の弁)と主張している話は、岡田和生氏のウソが露呈する格好の事例です。

岡田和生氏のウソがわかる好例(1)
(目ざわりな人間をおとしめる)

この話の概要 ※すべて岡田和生氏の主張に基づく

  • 2012年5月にユニバーサルエンターテインメントから外部に4350万ドルの送金があったことについて、岡田和生氏は「不正なもの」だと指摘している
  • この送金は富士本淳社長が主導したもので、ユニバーサルエンターテインメントから子会社のアルゼUSAを経由して外部に渡ったとも指摘している
  • アルゼUSAから外部への送金を担当したのは、当時アルゼUSAにいた庄子善行氏だという



岡田和生氏の主張

「部下が送金しています」

動かぬ事実1

送金をしたはずの部下は在籍していない

この話でおかしいことのひとつは、岡田和生氏のいう「不正送金」なるものに関わったひとりとして、庄子善行氏の名前を挙げていることです。何しろ送金が実行されたという2012年5月の時点には、すでに庄子善行氏は会社に在籍していないのですから。

適時開示リリースから

2010年12月、

<<中略>>

その数ヶ月後、この訪問の計画に携わっていた当時の従業員である庄子善行が、マカオ訪問に関する費用支払いについて適切な内部承認を得ておらず、その他の内部手続きにも違反したとして戒告され、辞職の勧告を受けた。結果、庄子は辞職した。

引用元:フリー報告書における主張に対する当社グループの回答

このリリースは、岡田和生氏がまだユニバーサルエンターテインメントの会長として君臨していた2013年3月13日に会社から出たものです。リリースの文面をよくご覧ください。「2010年12月」の「数ヶ月後」に「辞職の勧告」を受けて、「庄子は辞職した」とたしかにあるでしょう? 2010年12月から数ヶ月とのことですから、いくら長く見積もっても2012年に庄子善行氏が会社に在籍しているわけはありません。岡田和生氏の言う「2012年にあった巨額の不正送金」とやらがどうやって進められたのか、ぜひとももう一度お聞かせ願いたいものです



岡田和生氏の主張

「この送金は不正なもの」

動かぬ事実2

関連会議が社内で開かれている、記録映像もある

この事例に関して興味深いもうひとつの事実は、この送金に関連した会議がたしかに社内で開かれていること、そしてその映像も残っていることです。次のやりとりをご覧ください。

岡田和生氏と元側近の会話 その1
※文中にある()内の言葉は注釈、あるいは会話が理解しやすいよう当サイトで補足したもの。

元側近:それ(※4350万ドルの送金のこと)報告していますよ。あの当時、何度も。富士本さんを入れての会議もやっていますし。たぶん会議室のビデオに残っていると思うんですけども。彼に説明させてますもん、会長。

岡田氏:俺は呼ばれてねぇよ。

元側近:いやいや、会長はマニラから参加して、電話会議かテレビ会議、やっています。それは残っているんですよ。

ここに挙げたやりとりは、2017年の7月下旬に、岡田和生氏が自身の疑惑について十分な説明も果たさないまま、こそこそと元側近に接触していたときのものです。つまり岡田和生氏は、当時すでにこうやって元側近から「会議の映像もある」との説明を受けながら、今日までずっとひとりで騒いでいるわけです。

なお、この日のやりとりでは、送金の使途についての説明もあり、

岡田和生氏と元側近の会話 その2
※文中にある()内の言葉は注釈、あるいは会話が理解しやすいよう当サイトで補足したもの。

岡田氏:何の科目になって(4350万ドルが)出ていったの?

元側近:開発費だったと思いますよ。RFIDとかタグの。

とのことでした。4350万ドルの送金が、岡田和生氏の言うような「不正」なものではないことは、会議の記録をさかのぼることで証明できると考えられます。ユニバーサルエンターテインメントの社内会議が映像として残されていることは、多くの人にとっても周知の事実であるはずです。

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