再三書簡を出してきたにもかかわらず、望むような成果が得られなかったためか、この書簡で岡田和生氏はズバリ「IRリゾート事業の上場を阻止するよう」証券取引所に要請した。報道によれば、氏の主張は次のような内容。
岡田和生氏の主張
- IRリゾート・オカダマニラのバックドアリスティングは許可していない、この手続きに反対している
- 自分がユニバーサルエンターテインメントグループの取締役から解任されたのは無効な手続き
- (代表取締役)富士本淳氏をはじめとした経営陣は、ユニバーサル陣営の正当な取締役・役員であるかどうかについて、少なくとも重大な問題(≒法的な争い)が存在する
- 証券取引所はユニバーサルエンターテインメントグループによるAsiabest Groupの株式取得契約を不承認とし、バックドアリスティングも認めるべきではない
もっとも、のちのち出てきた訴訟の結果などを見ればわかるように、これら岡田和生氏の主張がデタラメにすぎなかったことは言うまでもない。
しかし何にせよ、岡田和生氏の執念深さたるや、すさまじい。この日の少し前、1月4日にはフィリピンで自分自身に逮捕状が出たにもかかわらず、そんなことおかまいなしにこうして妨害を続けるのだから。