遊技機メーカーとして知られるユニバーサルエンターテインメント社と、その創業者である岡田和生氏に関わる一連のトピックを追いかけております。 ​

ユニバーサルエンターテインメントの経営騒動に潜む闇

追われた創業者の足跡

アルゼゲーミング臼井孝裕CEO辞任の舞台裏

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カジノ向けゲーミング機器を手がけるARUZE Gaming America Inc.(=アルゼゲーミングアメリカ / AGA)から、興味深い人事が発表されました。同社で会長およびCEOを務めてきた臼井孝裕氏が、2019年6月末に職を辞するというのです。アルゼゲーミングアメリカといえば、岡田和生氏が所有する会社のひとつです。タイミングからいって、氏の周辺で何やらただならぬ事態が起きていることを感じさせます。

突然の辞任

アルゼゲーミングアメリカが公表したリリースによれば、臼井孝裕氏の辞任は「personal reasons(=個人的な理由、一身上の都合」とのことです。詳細について言及はありません。ただ、この辞任が予定されていたものでなかったことは明らかです。なぜなら、同社のグループ会社であり、東京に拠点を構えるアルゼゲーミングテクノロジー社は、リニューアルしてから半年も経っていなかったウェブサイトをこのたび急きょ書き換えて対応したのですから。辞任があらかじめ予定されていたものであったなら、こんな突貫工事のようなことをするわけはないでしょう。

辞任公表前
臼井孝裕辞任公表前
辞任公表後
臼井孝裕辞任公表後

いったい、何が起きているのか。見立てのひとつとして挙げられるのは、フィリピンで岡田和生氏に対して発布された逮捕状が影響した可能性です。

辞任の引き金は逮捕状か

逮捕状には、共犯者として臼井孝裕氏も名を連ねていました。そして、この逮捕状は先日、裁判所からその有効性が改めて確認されたことで、いわば既成事実化したのでした。こうなると見過ごせないのは、「臼井孝裕およびアルゼゲーミンググループは、カジノ・ゲーミング産業に携わる事業者として適格なのか?」という問題です。

カジノ、ゲーミング産業は、規制当局が事業者を管理監督し、取り仕切ることで成り立っています。当局の代表的な使命は、業界から犯罪の芽をつむことであり、彼らが重視するもののひとつは、廉潔性―平たくいえば道徳的な健全さです。こういった点を踏まえれば、逮捕状というものが、遅かれ早かれ当局の目に留まるのは必然のことだと考えられます。おそらく、臼井孝裕氏はアルゼゲーミンググループの職を自ら辞任したというより、辞任せざるをえなくなったというほうが実態に近いのではないでしょうか。

ちらつく岡田和生氏の影

以上のようなことが辞任の背景にあるのなら、ここには岡田和生氏の意向があったとも推察されます。

アルゼゲーミングアメリカが所在するネバダ州のルールでは、会社の経営に口をはさめる株主もまた、規制当局の監督対象です。ゆえに、今後はひょっとしたら、アルゼゲーミングアメリカの株式すべてを所有する岡田和生氏に対して、当局の矛先が向くことも考えられました。しかし、逮捕状に関する責任すべてを、臼井孝裕氏が背負わされたりしていたら、どうでしょう? いくらか状況は変わってくるかもしれません。

岡田和生氏には、実際にこういった論法で責任をかわそうとした過去があります。たとえば、2017年9月に開いた記者会見では、氏は韓国が舞台になった問題案件についてこう語っていました。

毎日新聞から

「まったくあり得ない話だ。韓国に私の同族会社を作ったこと自体、私は一切関与していない。当時のユニバーサルの孫会社の役員が偽造した印鑑で設立したものだ。報告書はでたらめ、捏造であり、私を疑わしき犯罪者にすることが狙いだ」

引用元:パチスロ創業者会長を“追放”した2人の中心人物とは

果たして、今回は違う、と言い切れるでしょうか。






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