登場人物と訴訟の相関図

【地域別】ユニバーサルエンターテインメント関連訴訟相関図【米国とマカオと韓国】


この記事は、ユニバーサルエンターテインメントおよび岡田和生氏に関連して、米国およびマカオと韓国で起きた訴訟をまとめたものです。これら3カ国で起きた訴訟は数が限られるため、ひとつの記事にまとめました。なお、ここに掲載した情報は、各国の報道や、裁判所のウェブサイトで公開されているデータなどをもとにしています。 ※最終更新日:2023年8月28日

ユニバーサルエンターテインメントと岡田和生に関連する訴訟の相関図(米国とマカオ)




訴訟(a) 状況
損害賠償請求訴訟 係争中
原告 被告
ユニバーサルエンターテインメント アルゼゲーミングアメリカ、
岡田和生
概要など
ユニバーサルエンターテインメントがアルゼゲーミングアメリカとそのオーナー・岡田和生氏を相手取って、2018年3月30日に提起した訴訟。アルゼゲーミングアメリカが、米国でユニバーサルエンターテインメントの特許を違法に使用していたという。また、この訴訟に関連する話としては、2019年9月にユニバーサルエンターテインメントから二次訴訟を提起した記録もある。
 

 

訴訟(b) 状況
特許侵害に関連して反訴 係争中
原告 被告
アルゼゲーミングアメリカ、
岡田和生
ユニバーサルエンターテインメント、
富士本淳ほか
概要など
訴訟(a)に関連して、アルゼゲーミングアメリカ陣営からユニバーサルエンターテインメントおよびその社長・富士本淳氏などに対して反訴したもの。




訴訟(c) 状況
弁護士の報酬に関して提訴 原告自ら取り下げ
原告 被告
岡田和生 Bartlit Beck LLPほか
概要など
岡田和生氏と、米国の法律事務所・Bartlit Beckの間で起きたトラブル。氏はこの法律事務所を、米国のウィン・リゾーツ社とユニバーサルエンターテインメントが2018年初頭まで争っていた訴訟のなかで、個人的に雇っていた。トラブルの内容は、報酬をめぐるもの。法律事務所サイドが5000万米ドルを請求したのに対して、岡田和生氏は数百万米ドルに過ぎないと反論したという。なお、この訴訟は、最終的に2018年10月ごろ、岡田和生氏が自ら取り下げる形で決着している。岡田和生氏といえば、何が何でも勝つことに執着する性格。であるのに、自ら請求を棄却したというのは不可解と言える。何か裏があったのかもしれない。

 

訴訟(d) 状況
不払いの報酬を求めて提訴 原告の勝訴で決着→取り立てへ
原告 被告
Bartlit Beck LLPほか 岡田和生
概要など
訴訟(c)のあと、米国の法律事務所・Bartlit Beckから岡田和生に対して提起した訴訟。弁護士報酬については、これに先立って両者の仲裁に入ったイリノイ州が法律事務所サイドの言いぶんを認めていたものの、岡田和生氏は支払いを拒否していたもよう。
 




訴訟(e) 状況
私募債に関連して提訴 原告自ら取り下げ
原告 被告
GLAS Trust Company LLC ユニバーサルエンターテインメント
概要など
この訴訟は、香港の訴訟(サ)と同じく、ユニバーサルエンターテインメントが発行した私募債に関連してはじまったもの。原告は、先行してはじまっていた香港の訴訟において自陣に不利な差止めを命じられたあと、ニューヨークで提訴に動いた。
 
提訴を通じて原告が求めたのは、「(フィリピンで発生したSQAOの発令とオカダマニラの占拠事件によって)私募債の契約で定めたデフォルト事由が発生した」との判断を裁判所から下すこと。

 

訴訟(f) 状況
私募債に関連して再提訴 訴訟を打ち切ることで合意
原告 被告
GLAS Trust Company LLC ユニバーサルエンターテインメント
概要など
この訴訟は、訴訟(e)が取り下げられた同日(2023年1月9日)にはじまったもの。原告は、ニューヨーク州南部地区連邦裁判所からニューヨークの州裁判所に舞台を変えて再提訴した。原告の請求内容自体は、訴訟(e)とほぼ変わりない。
 
なお、最終的にこの訴訟は、原告被告双方の合意により、2023年6月に終結した。




訴訟(g) 状況
契約履行の請求 係争中
原告 被告
26 Capital Acquisition Corp Tiger Resort Asiaほか
概要など
米国ナスダック市場に上場する特別買収目的会社(=SPAC)の26Capitalが、ユニバーサルエンターテインメントグループを相手取ってはじめたもの。26Capitalはユニバーサルエンターテインメントグループに対して、オカダマニラの上場スキームに関連して結んだ合併契約を履行するよう求めている。
 

 

訴訟(h) 状況
訴訟(g)に反訴 係争中
原告 被告
Tiger Resort Asiaほか 26 Capital Acquisition Corp
概要など
訴訟(g)にユニバーサルエンターテインメントグループが反訴したもの。合併契約の履行を求める26Capitalに対して、ユニバーサルエンターテインメントグループは合併契約の解消を求めている。




訴訟(i) 状況
契約の白紙化を求めて提訴 係争中
原告 被告
ユニバーサルエンターテインメントほか Zama Capital Advisors LPほか
概要など
SPACを介した上場スキームに関連して結んだ、コンサルティング契約に端を発する訴訟。ユニバーサルエンターテインメントグループによれば、コンサルティング業務を委託したZama Capitalやその代表を務めるアレクサンダー・アイズマン氏などに、法律違反があったという。この訴訟でユニバーサルエンターテインメントグループは、コンサルティング契約の白紙化や、これまで支払った料金の返還などを求めている。
 

 

訴訟(j) 状況
損害賠償請求訴訟 係争中?
原告 被告
ユニバーサルエンターテインメント アルゼゲーミングマカオ、
岡田和生
概要など
ユニバーサルエンターテインメントが、2018年5月14日に公表したリリースのなかで言及していたものを、便宜的にここに反映。このリリースでは、アルゼゲーミンググループに特許侵害があったとして、マカオでも追及する旨を表明していた。2023年5月時点では続報がないため、現況はわかっていない。ただ、マカオでは知的財産の侵害があった場合、税関に苦情を提出しなければならないようなので、おそらく水面下でこうした手続きは進められていると考えられる。
※マカオにおける特許侵害の考え方は、「4. Using CUSTOMS to block counterfeits」を参照


ユニバーサルエンターテインメントと岡田和生に関連する訴訟の相関図(韓国)

訴訟(α) 状況
損害賠償請求訴訟 一審判決は下る
原告 被告
ユニバーサルエンターテインメントコリア 岡田和生
概要など
2014年にあった、借り入れの問題に関連して提起された訴訟。
 


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米国とマカオ、韓国以外の国で起きた訴訟については、こちらや下記の記事をご覧ください。

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