岡田和生の現在(いま)と過去

岡田和生グループがオカダマニラを力ずくで奪い取る 実力行使に出た背景には何が?

香港の法人・Tiger Resort Asia社の代表は誰か?

これまで当サイトでは、フィリピンの最高裁判所が同国内に所在するTiger Resort Leisure and Entertainmentの人事に限って命令を下したという前提で、「岡田和生氏の復職を認める」命令のおかしさを指摘してきました。

しかし、もともとの命令に、「香港に所在するTiger Resort Asia社の代表者として岡田和生氏を認める」といった含意があったのなら話は別です。最高裁判所から「岡田和生氏の復職を認める」命令が出るまでにおいて、何か手違いのようなことがあったのは、もはや間違いないと考えます。




ユニバーサルエンターテインメントグループの会社組織図01

まず第一に、岡田和生氏は、社内の不正に関与したことを追及されるなかで、2017年半ばにユニバーサルエンターテインメントグループの役職すべてを解任されました。この結果、当然同社グループ内の子会社・Tiger Resort Asiaの代表からも外れています。

そしてまた、こののち氏がTiger Resort Asiaの代表に再任した事実もありません。

これまで岡田和生氏は、ユニバーサルエンターテイメントグループに対して人事権を持つ実質的な親会社・オカダホールディングスの実権を取り戻すべく、日本や香港でありとあらゆる手段を講じてきたものの、結局どれも実ることなく、いまに至っているのでした。




いま現在、オカダホールディングスの実権を誰がにぎっているのかといえば、それは岡田和生氏の息子・知裕氏です。岡田和生氏ではありません。これは、オカダホールディングスの所在する、香港の登記所も容認した事実であり、いわば動かしようのない事実です。そして、こうした構造の上で、現在Tiger Resort Asiaの代表には、岡田幸子氏と麻野憲志氏という2名の取締役が就いています。

つまり、最高裁判所が命令のなかで「岡田和生氏をTiger Resort Asiaの代表者として認める」といっても、本来そんなことを立証できるモノはこの世に存在するはずがないのです。これは、明らかな矛盾でしょう。

また、大胆な見立てとしては、フィリピンの裁判所が海を飛び越え、香港法人の人事に直接口を出すようにして、「岡田和生氏はTiger Resort Asiaの代表だ」と認めるようなことも一応考えられなくはありませんが、これは管轄権や内政不干渉の原則からいって、ありえない話です。もしもそんな判断があって「認める」ことになっているのなら、フィリピンの最高裁判所はとんでもない判例を残すことになります。

強硬手段の裏に見える「あせり」と「影」

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